アナージアは、アメリカ・ニュージャージー州にある大規模な下水処理施設において、既存の汚泥貯留タンクを4基の70万ガロン嫌気性発酵槽へと改修し、汚泥からバイオガスを生成できるよう支援しました。
この施設は「デラウェア第1下水汚染制御センター(Delaware No.1 Wastewater Pollution Control Facility)」と呼ばれ、カムデン郡上下水道局(Camden County Municipal Utilities Authority)によって運営されています。
同施設は、37の自治体に住む約50万人の住民を対象に、1日最大8,000万ガロン(約30万m³/日)の下水処理能力を有しています。
施設のOmnivore®嫌気性発酵システムで生成されるバイオガスは、アナージアのCHP(熱電併給)システムを駆動し、最大3.8MWの電力を施設に供給します。CHPで発生する余熱は発酵プロセスに再利用されます。
また、CHP発電機はバイオソリッド由来のバイオガスまたは地域ガス供給網の天然ガスのいずれでも運転可能であり、系統連携運転(グリッドパラレル)および独立運転(アイランドモード)の両方に対応しています。
アナージアの発酵槽およびCHP技術を活用し、下水汚泥からエネルギーを回収することで、同局は再生可能エネルギー発電センターを構築しました。
これにより、停電時にも耐性のある運用体制が確立され、電力価格変動の影響も受けにくくなっています。さらに、バイオガスを化石燃料ガスの代替燃料として利用することで、年間23,500トンのCO2排出削減を実現し、これは自動車約5,000台分の削減効果に相当します。
アナージアは、全体のプロセス設計、技術提供、性能保証を担い、現在も20年間の契約のもとでバイオガス精製およびCHPシステムの運転・保守を行っています。
主要技術:
スラッジスクリュー濃縮機
アナージアの攪拌ソリューション
バイオガスの貯蔵・調整
高効率デュアルフューエルCHPユニット(3.8 MWe)