イタリア・ラツィオ州にある イージーエネルジア・アンビエンテ施設は、埋立処分を回避した食品残渣やその他の有機廃棄物(年間 36,450 トン)を嫌気性発酵しています。
この施設は、これらの廃棄物を最大 3,215,000 立方メートルの再生可能天然ガス(バイオメタン)へ転換し、地域のガスパイプラインへ注入しています。
また、イージーエネルジアでは、メタン発酵処理を通じて、年間 4,500 トンの高品質な天然肥料を生産するとともに、施設の全ての水需要を賄うだけの水を再利用しています。
この施設は、ローマ周辺地域で事業を行う廃棄物収集業者から食品廃棄物を受け入れています。
食品廃棄物は当社の Omnivore® 技術によりバイオガスに転換され、その後、当社のガスコンディショニング&アップグレーディング技術を用いて、パイプライン品質のバイオメタンに精製されます。
なお、2023 年 8 月に Ambiente & Risorse 社は売却され、現在はアナージアグループには属していません。
主要技術
OMNIVORE®高固形物嫌気性発酵
OPS™有機物ポリッシングシステム
バイオガスコンディショニング&アップグレーディング
バイオガスのパイプライン注入用アップグレーディング
FiberPlate™ハイブリッド膜による水処理